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放射線から身を守るには

福島第1原発の周辺区域に、避難や屋内への退避指示が出された。放射線による被ばくを防ぐよう、肌の露出を抑えるなどさまざまな対処法が公式に示されている。「強いて対処すべきことはない」とされる区域外の住民にも、不安を和らげるための方策はあると専門家は指摘する。

原発などから放射性物質が漏れた場合、一般に施設に近づくほど放射線量が高くなる。

経済産業省原子力安全・保安院によると、区域外への避難やコンクリート製の建物への退避が指示される目安は、屋外で何も対策しない場合に受けると予測される放射線が毎時50ミリシーベルト以上の場合。それより低い毎時10ミリシーベルト以上では、自宅などへの屋内退避指示が検討される。今回は福島第2原発の周辺10キロと福島第1原発の周辺20キロに避難指示が出され、第1原発の20~30キロ圏内が屋内退避の対象になった。

保安院は「風向きなどの気象状況も考えた上で区域を設定した。それ以外の人に何も影響が出ないとは言い切れないが、それでも直ちに何か対策を取らなければならないということではない」という。

ただ、屋内退避区域の外の特に何の指示も出ていないところで暮らす人たちにも、見えない放射線への不安は少なくない。新潟青陵大の碓井真史教授(社会心理学)は「原発事故は先が見通しにくく、話も難しいため、不安を感じやすい。情報をうまく使い対処することが大切だ」と話す。

碓井教授は「楽観論から悲観論まで出ているが一つの情報をやみくもに信じず、総合的に見ようとするべきだ」と語る。不安で苦しいとか食事ができないなど日常生活に支障が出そうなら、印象の強いテレビの映像は見ずラジオや新聞を選ぶなどメディアを使い分けることも有用だとのこと。


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また碓井教授は「不安な上に孤独感が重なると危険だ」と指摘。「人には不安を表現したいとか、楽観的でいたいという気持ちがある。誰かと語り合ったり、離れて暮らす親戚などにはちょっと電話をかけたり、メールを送るなどして深刻さを薄めたい」と勧める。

やったかやらないかで大きな違いは出ないはずだが「気休めのためなら」との断りつきで放射線医学総合研究所が挙げる行動は、外出する際のマスクや帽子の着用。ほかにも体をよく洗ったり、洗濯物を外に干さないなど屋内退避区域と同じ対処法を示している。

屋内退避指示が出た区域では、肌の露出を減らすほか、窓を閉めて換気扇や一部のエアコンなど、室内外の空気を入れ替える機器の使用を控える。空気中など体外にある放射性物質から放射線を受ける外部被ばくのほか、飲食や呼吸を通して放射性物質が体内に入って起きる内部被ばくを避けるためだ。

外から戻った場合は脱いだ服をポリ袋などに入れ、口を固く縛る。放医研は「水が使える場合、衣服は洗濯すればほぼ大丈夫だが、心配なら廃棄する。体もシャワーで洗い流したい。水が使えないとき体をウエットティッシュやタオルで拭えばある程度の放射性物質は除去できる。ふき取った後は、汚染が広がることはない」といる。

避難が必要な場合、情報は自治体の広報車やテレビ、ラジオなど、さまざまな媒体で具体的に伝えられる。保安院は「指示がある場合はなるべく時間に余裕を持って伝えられるため、公式発表に従い、落ち着いて行動してほしい」としている。

避難の際は帽子やマスクのほか、寒い地域では雨や雪に備えて手袋、長靴も身に着けた上で、指定された場所に徒歩で集まってバスなどで移動する。懐中電灯や携帯ラジオ、着替えなど最小限のものを入れた避難袋は普段から用意しておく。

屋内退避や避難が必要な局面では、必要な行動は指示されるため、碓井教授は「個々人で何とかできるのは、もう心の問題のみ。こんな時に不謹慎、と思わずにおしゃべりをしたり家族とゲームをしてみたりしながら、心と体の健康を保つことも大事な仕事だと思ってほしい」と話している。
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