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病院内で自殺した患者

以前精神科の病院は自殺予防に利用したほうがいいと書いた。

自殺について

だが、精神科の病院内で自殺に成功した患者が一人いたことを思い出した。

その患者さんは統合失調症で、妄想状態だった。つまり、幻聴・幻視などがとても強く、幻聴に行動を支配されていた。正常な意識はなかった。話も通じず、妄想を並べ立てるだけ。

その幻聴の一つが死ねというもの。患者が落ち着くまで四肢を拘束して自傷できないようにしていたのだが、最後に残された手段を彼は使った。

つまり、舌をかんだのである。舌をかんでも出血するだけで普通死には至らない。だがその患者は舌の傷から感染して敗血症になってしまったのである。舌は腫れ上がり、徐々に壊死していった。

もちろん、最初にかんだ時から抗生物質を投与し、二度と噛めないようにバイトブロックというもので口が閉じないように固定された。だが、抗生物質は意味をなさず、彼の体は細菌に犯されていってしまった。

数日後に彼は亡くなった。自殺に成功してしまったのである。まだ若い青年だった。調子を崩す前はデイケアに通って、元気にしていたものである。なぜあそこまで調子を崩したのか?やはり内服管理が調子が悪くなると同時にできなくなっていったせいである。

患者の親御さんは彼の死を知って、「これも運命ですから」と、ちょっとほっとしたような表情をした。

多くの統合失調症の患者は普通に働いている。薬の手放せない病であるが、決して治癒しない病であるが、程度は軽く、内服さえしていれは通常人と変わらない。だから偏見はもたないでいただきたい。

一部の重症者、病識の欠落から薬管理をしようとしない患者が問題を起こすのである。また、病院に通うことをせず、未治療のまま来ている患者もいる。幻聴や希死念慮に犯されながら放置している者たちである。

病気は早期発見、早期治療が望ましい。時間が経過していくに従って脳に変性がおきる。そうなるともう引き返せない。もしおかしいなと思ったら保健所に通報し、相談してください。暴れているようであれば、警察も保健所の要請に従って患者を病院まで搬送するのを手伝ってくれます。

包丁を振り回したり、鉈を持って威嚇して見せたりするのは異常な行動です。病的状態にあることは間違いありません。こういう場合は即連絡を取って相談してください。手遅れにならないうちに。


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